GO! NAVYの由来

 GO!NAVYをオープンしたのは1997年10月1日の事。当時、会社仲間の間でホームページ作りが流行り始め、私も写真とデータ整理を兼ねて、見よう見まねでホームページの制作を始めた。当初は会社関係者以外に広くアナウンスする事もなくチューニングを重ねる日々だったが、ある程度の目処が立った段階で一般に広くアナウンスしたいという気持ちが元々あり、実際にYahooなどのいくつかの検索サイトへの登録を始めたのは10月25日の事だった。この日がGO!NAVYの事実上の正式オープンと考えると、今月でGO! NAVYオープン丸4年目を迎える事となった。

 話しが前後するが、ホームページのタイトルを何にするかという問題は、制作を始めた1997年夏頃から悩み続けていた。私は厚木基地を中心に活動している事から、コンテンツの中身も当然の如く米海軍機/海兵隊機中心。「NAVY/MARINES」にまつわるキーワードが頭から離れる事はなかった。そして、いくつかの漠然とした思いから的を絞る目的で、私が厚木基地に通い始めた頃に厚木基地をホームベースとしていた馴染みある部隊からヒントを探し始める事となった。そのヒントとなる部隊は・・・

VC-5 "Checkertails"
VRC-50 "Foo Dogs"
VQ-1 "World Watchers"
HC-7 "Seadevils"

 VC-5は、大先輩AGC(Atsugi Gombey Club)の機関誌の名称“チェッカーテイル”に用いられているのでボツ。VRC-50は華やかさにかける支援部隊という事もあり自らボツに。HC-7は早々に解散してしまったためにボツ。残るは、VQ-1。そして候補として最後に残ったのは、EC-121Mに書かれていた“GO NAVY”の文字と、EP-3Bに書かれていた“FLY NAVY”の文字。このふたつが最も単純明解で私にとっても魅力的なキーワードだった。

 米海軍機といえば、空母は重要な要素。当初から空母航空団CVWと空母の展開履歴もコンテンツに含む構想もあった事から、最終的に“FLY”の文字だけでは方手落ちと考え、“GO”の文字を採用する事とした。そして最終的に“!”の文字を付け加え、“GO! NAVY”のタイトルが決定したのはオープン直前の9月だったように記憶している。

 下に、候補となった機体のいくつかを紹介します。

 

 1971年3月7日、R/W19に着陸するVQ-1所属EC-121M(145940/PR-25)。当時は最も謎めいたVQ-1所属機で、なかでも7機運用されていたEC-121Mは、上面白・下面シープレングレイ塗装に部隊マークが一切ないという地味なものだったが、1969年末頃から上面白・下面ガルグレイの新塗装が採用され、垂直尾翼にはBu.No.も大きく書かれるようになった。しかし、その新塗装1号機(135749/PR-21)が1969年4月19日に北朝鮮機により撃墜されるという不幸な事件も発生したが、その後、順調に新塗装に改められていった。

 

 “GO NAVY”と書かれたEC-121M(145940/PR-25)後部胴体のアップ写真。元々正規な位置に書かれていた“NAVY”の文字に、窓を間において“GO”の文字を書き入れたものだったが、よく上手く考えたものだと感心させられる。

 

 1971年6月13日、R/W01から離陸のため、A-1をタキシングするEP-3B(149678/PR-31)。最終的にはボツとなってしまったが、最後まで捨て難く思っていた“FLY NAVY”の文字を書きいれている。上のEC-121M(145940/PR-25)同様、正規な“NAVY”の文字の上に“FLY”を書き入れたもの。そもそも、この149678/PR-31の初飛来(1969年3月19日)の時の写真が、当時の○○ファンの見開きページで採用された事もあり、余計に思いがある機体だったのだが、最終的には上で述べたように“FLY”はボツにせざるを得なかった。




 近頃、有名な某ゲームソフト「○○でGO!」や「GO〜」とかいうキーワードをよく見かけますが、私の「GO! NAVY」がこれに乗じたものではない事が上の説明でおわかりいただけたら幸いです。今後共、自称、元祖“GO”のキーワードを引っさげた「GO! NAVY」をよろしくお願いいたします。

( 2001年10月24日 GO! NAVY 広江 隆文、 写真協力 : 早川雅明、西村直紀)