今度の表紙は、突然、時代を30年以上タイムスリップすることにした。写真は1967年頃、NAS Cubi Pt.で撮影されたHC-7Det.109所属と思われるUH-2A(Bu.No.149761)。 ベトナム戦争真っ最中の当時、空軍から始まった、グリーン系2色(FS34079, FS34102)とタン(FS30219)で塗装された“ベトナム迷彩”の波は海軍機にも試行されるようになった。実際、“ベトナム迷彩”やグリーン系2色のみの変則迷彩などに身をまとった、A-1H/J, KA-3B, A-4C/E, RA-5C, A-6A, F-4B/G, UH-2A/B等が確認され、派手なガルグレー&ホワイトのNAVY塗装の終焉を心配したファンも多かったが、暗い迷彩塗装機では夜間の空母上での運用には適さない事が判明し、すぐに元のガルグレー&ホワイト塗装に戻っていった。 しかし、コンバット・レスキューのはしりのHC-7のUH-2A/B,
SH-3A/HH-3Aには、国籍マーク未記入のガンシップグレー(FS36081)一色の機体や、写真のような茶系の迷彩塗装機がしばらくの間運用されていたようだ。 |